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学校の感染予防策は

Q 学校ではどんな感染予防対策が必要ですか?


A 感染の再拡大とともに教職員、子どもの感染が報告されています。学校での爆発的な感染拡大ではなく、家族から感染した子どもが登校、あるいは感染した教員が登校したものです。無症状のケースもあり、リスクはゼロにできないという前提で3密対策など地道な対応が大切です。


 緊急に必要なのは、感染拡大地域を中心にした全教職員への定期的なPCR検査を実施することです。


 子どもはけなげにマスク着用などを続けていますが、過剰な対応は心身の健康にかえってマイナスであり、配慮が必要です。また、なぜ、どんな時にマスクが必要なのかなどの知見を共有し、子どもが主体的、科学的に感染症に向き合えるようにしたいものです。


 見過ごせないのは、教職員の勤務状況のひっ迫です。もともとの長時間労働に、消毒などの負担やマスク常時着用が重なりました。疲労は免疫力の低下も招きます。早急な増員とともに、子どものためにも7時間授業の中止などゆったりした勤務が求められます。多くの学校で教職員室での密状態が放置され、改善を求める声も高まっています。感染拡大の地域を中心に全教職員のPCR検査の実施の要求が切実です。


 感染者の登校リスクを下げるためには、少しでも調子が悪かったら休める学校にする必要があります。


 学校で感染者が出た場合、濃厚接触者の特定までの間、当該学校の全部または一部を休校にし、特定後にその状況に応じて学校再開か休校(一部を含む)とするのかが、現在の国の方針です。首長が営業自粛を要請した場合などでも、休校の必要性について協議するとしています。これは、根拠なき一律休校による弊害に対する、一定の反省の上に立ったものといえます。

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