Q 少人数学級が注目されていますが、どうなっていますか?
A いま、重要な局面を迎えています。
6月10日、衆院予算委員会で志位委員長に対し、安倍晋三首相が「コロナ後を見すえて検討したい」と答弁しました。同22日付「日経」では全国連合小学校校長会の会長が「20~30人学級」と表明。7月3日には全国知事会、全国市長会、全国町村会の三つの団体の長が文部科学省に「少人数学級の実施」を要請しました。公明党も首相に要請したと報じられています。
こうしたもとで、政府の経済財政諮問会議のいわゆる「骨太方針」に、初めて「少人数指導の体制」の整備の検討が盛り込まれました。少人数学級を視野に入れる文科省と、阻止したい財務省の妥協の表現と指摘されています。
コロナ下での子どものケアと学び、授業中の身体的距離の確保、その両方から少人数学級は焦眉の課題となりました。政府や与党内から少人数学級をの声が起きていることは、注目すべき変化です。
来年度予算の概算要求は今回は9月です。それまでに政府の姿勢を変えさせるためにも、国民が声をあげることが必要で、共産党は大きな運動を起こそうと呼びかけています。
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